「らしい」「らしくない」

February 20, 2016

 

発達は2つです。
発達障害か健常発達か、ではありません。

自分らしい発達

自分らしくない発達

かです。

「発達障害」にも、らしい発達とらしくない発達。
「健常発達」にも、らしい発達とらしくない発達。

ちなみに「発達しない」はありません。
みんな、死ぬまで、絶賛発達中。

今の日本社会では、
「らしくない」発達をとげた知識編重の「健常者」が、
自分には理解しがたい「発達障害者」の感覚を、
自分たちの理解の枠の中に収めようとしている構図が見える。

でも、人になんという「ラベル」がついていようが、
その人自身を理解したい、
そしてその前にまず自分からはじめよう、自分を知ろう、
という人もたくさんいます。

発達に興味があろうが、なかろうが、

発達や心理学や身体の勉強をしてようがしてなかろうが、

高齢であろうが、赤ちゃんであろうが、

毎日毎日、

あなた「らしい」発達か、
あなた「らしくない」発達か、

どちらかの方向に進んでいます。

その矢印はどちらに向いているか、ということです。

しかし、療育やってると実際にはこんな質問よくあります。

・Q本当に発達するんですか?
(Aするに決まっとるやん)

・Q中学生なんですけど遅くないですか?
(A誰かに「スキャモンの発達曲線」を刷り込まれましたね。)

・Qどうやったら早く発達するんですか?
(Aほんまに全部教えたとおりできます?)

でも、

【・Qこの子らしい発達って何でしょうか?】

という問いをしてきた人は今までいません。

そしてコーチングやカウンセリングという世界の例では

・Q私なんかでもうまくいくんですか?
(Aうまくいくにきまっとるやんけ)

・Q若くないからもう無理ですか?
(A老化と発達は別です。)

・Qどうやったら早くうまくいくんですか?
(Aホンマに教えたとおりできます?)

でも、

【・Q自分らしいうまくいき方って何でしょうか?】

という問いをしてきた人は今までいません。

自分「らしい」発達って何かといったら、
そもそも生まれ持ったもの、自分に約束して準備してきたものを活かしていく。

自分「らしくない」発達って何かといったら、
集団や社会に頑固に合わせさせる。合わせてしまう。持っていないもの、持たなくてもいいものをなんとか手に入れようとする。

しかし、ここは大切なところですが、
「らしくない」がいけないこともないし、
地球にいる以上は、それを避けることもできません。
(なぜなら重力があるからです。)

むしろ、「らしい」 だ け が
良いことだと思い込むのは、不自然です。

でも「私は、今「らしい」方向に進んでいます!」
っていうのは自然だなと思います。

だから、

「らしい」「らしくない」どっちに向かいたいの?
と自分に問い、
そこ腹決めたらその通りに行くということです。

でも私たちは、いつでも重力の影響を受けています。

重力が身体を通して、思考を制限しているのです。
重力は身体を通して、感情を支配しているのです。
重力があるかぎり人は、
魂の自由さにリミッターががかかっているのだから、
自分の身体がその重力とどれくらいうまく付き合えているか、
が「らしい」発達に向かう大きな鍵なのです。

重力と極端にうまくお付き合いできていない身体でいるというのは、ある人の例えによると

「ガンダムの扱い方を知らないアムロ」

です。

(わからない人はガンダムの詳しい人にきいて下さいね♪)

身体の動かし方がわからないので、うまく動かない。
自分の身体でありながら、全身が意識できなかったり、動かしたくても思い通り動かなかったり、逆に動かしたくない所まで動いてしまう状態です。

そのような状態で「らしい」はできません。

だから、身体を無視した発達アプローチというのは無理がある。
成人は特に、心の問題としてだけ扱ってなんとかしようとして、余計にしんどい人も多いんちゃうかな。

「らしい」に向かうというのは、人生の新しいバランスを探すということなので、負荷がかかります。
身体的にも、心理的にもです。

身体知性の高いこどもは本来「らしい」発達をめざしています。
だから、重力とのお付き合いの仕方をずっと探しているので、前庭感覚の刺激を、欲しがります。

誰に言われなくても、
まわるし、ころがるし、走るし、すべるし、飛ぶ。

子どもに
「まわるな!」
「ころがるな!」
「はしるな!」
「すべるな!」
「とぶな!」
「大声をだすな!」
と言えばどんどんらしくない発達になるでしょう。

親という「環境」は、実は、もっとも、子どもに「らしくない」発達を強要する要因となりやすいので、注意したいです。

ADHDだ、座れるようにしてあげよう。
アスペルガーだ、コミュニケーションを伸ばしてあげよう。
ただの余計なお世話かな。本人の意志を無視してたら。

でも、親が自分の人生を語って、なんでそれが必要か自分の言葉でストーリーテリングして「こうなるといいことあるよい♪」って【お誘い】するのはありだと思うなぁ。

そんな時間を過ごすのは素敵やな。

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